「退職したいけど、次の仕事が決まってなくて不安…」
「貯金はあるけど、退職後の生活って本当にやっていけるの？」
転職先が決まっていない状態での退職を考えている皆さん、その不安な気持ち、よくわかります。実は私も、かつて同じような経験をしたことがあるんです。
今回は、転職先が決まっていなくても安心して退職できる方法や、退職後の生活設計について詳しくお話しします。
転職市場の現状から、失業保険の仕組み、さらにはスキルアップの方法まで、幅広くカバーしていきますよ。
この記事を読めば、退職後の不安が解消され、自信を持って次のステップに進めるはずです。一緒に、あなたの新しい人生の設計図を描いていきましょう！
退職を決意するのは、確かに勇気のいることです。でも、適切な準備と心構えがあれば、それは新たな可能性への第一歩になります。一緒に、その一歩を踏み出す準備をしていきましょう。
転職先なしの退職、本当に大丈夫？知っておくべきリスクと対策
まずは、転職先が決まっていない状態での退職について、そのリスクと対策を見ていきましょう。正直に言って、リスクはゼロではありません。でも、きちんと理解して対策を立てれば、十分に乗り越えられるんです。
転職市場の今をチェック！あなたの市場価値はどれくらい？
転職を考える上で、まず押さえておきたいのが現在の転職市場の状況です。実は、市場の動向によって、あなたの転職のしやすさも変わってくるんです。
令和3年の完全失業率（年平均）は2.8％となり、前年に比べ0.2ポイント上昇しました。また、完全失業者数は189万人と、前年に比べ10万人増加しています。このような状況下で、転職先が決まっていない状態での退職は慎重に検討する必要があります。
引用：総務省統計局「労働力調査（基本集計）令和3年平均（速報）結果の概要」
この数字を見ると、ちょっと不安になるかもしれません。でも、全体の失業率が上がっているからといって、あなたの転職が難しくなるとは限らないんです。
実は、業界や職種によって状況は大きく異なります。IT業界やヘルスケア業界など、人材不足が続いている分野もたくさんあるんです。
ここで大切なのは、自分の市場価値を正確に把握すること。経験やスキル、資格などを棚卸しして、客観的に自分の強みを分析してみましょう。
例えば、こんな風に自己分析してみるのはどうでしょうか。
- これまでの職務経験で身につけたスキルは何か
- 業界内での自分の強みは何か
- 保有している資格は何か
- 最近のトレンドに対応できるスキルはあるか
- 自分の経験が活かせそうな業界や職種は何か
こうやって自分を客観的に見つめ直すと、意外な強みが見つかるかもしれません。
大手転職サイトには、無料で使える年収査定ツールがあります。自分のスキルや経験を入力すると、現在の市場価値の目安がわかりますよ。ぜひ活用してみてください。
退職後の生活費、いくら必要？貯金の目安を計算しよう
次に考えたいのが、退職後の生活費です。「貯金はあるけど、本当に足りるのかな…」そんな不安を抱えている人も多いはず。でも、大丈夫。きちんと計算すれば、必要な貯金額はしっかり見積もれるんです。
まずは、月々の生活費を洗い出してみましょう。例えば、こんな感じです。
- 家賃：8万円
- 食費：5万円
- 光熱費：1.5万円
- 通信費：1万円
- 交通費：1万円
- その他雑費：3万円
この例だと、月々の生活費は合計19.5万円になりますね。ここに、予備費として1〜2万円を足しておくと安心です。つまり、月々約21万円が必要ということになります。
では、どのくらいの期間分の貯金が必要でしょうか？これは人それぞれですが、一般的には3〜6ヶ月分と言われています。つまり、この例で言えば、最低でも63万円、余裕を持つなら126万円くらいの貯金があれば安心ということになります。
もちろん、これはあくまで目安です。自分の生活スタイルや、転職にかかると予想される期間によって、必要な金額は変わってきます。
私の経験から言うと、予想以上に転職に時間がかかることもあります。できれば、計算した金額よりも少し多めに貯金を用意しておくと安心ですよ。余裕があれば、気持ちにもゆとりが生まれます。
失業保険って本当にもらえる？条件と金額を徹底解説
さて、ここで忘れてはいけないのが失業保険です。正式名称は「雇用保険の基本手当」というんですが、これがあるとないとでは大違い。でも、「本当にもらえるの？」「いくらもらえるの？」という疑問を持つ人も多いはず。
まずは、受給条件から見ていきましょう。
雇用保険の基本手当（いわゆる失業保険）の受給には、原則として離職の日以前2年間に被保険者期間が12か月以上あることが必要です。また、給付日数は年齢や離職理由によって異なり、90日から360日の範囲で決定されます。
引用：厚生労働省「雇用保険制度の概要」
つまり、会社を辞める前の2年間で、1年以上働いていれば基本的にもらえるんです。ただし、自己都合で退職した場合は、原則として3ヶ月間の給付制限期間があります。この期間が終わってからの支給になるので注意が必要です。
では、具体的な金額はどうやって決まるのでしょうか？これは、あなたの離職前の給与によって決まります。簡単に言うと、離職前の給与の50〜80%くらいがもらえると考えておけばOKです。
例えば、月給30万円だった人の場合、日額にすると約1万円。これの50〜80%、つまり5,000〜8,000円くらいが1日あたりの支給額になります。
ただし、上限額が決まっているので、高給取りだった人はそれほど高額にはなりません。2024年4月時点の上限日額は、年齢によって6,945円〜8,490円となっています。
自己都合で退職しても失業保険はもらえます。ただし、3ヶ月の待機期間があるので、その間の生活費は別途用意しておく必要がありますね。計画的に準備しましょう。
ここまで、転職先なしの退職に関するリスクと対策を見てきました。確かに不安要素はありますが、きちんと準備をすれば十分に乗り越えられるはずです。次は、具体的な生活設計について詳しく見ていきましょう。
退職後の生活設計、こうすれば不安解消！
退職を決意したら、次は具体的な生活設計です。ここでは、支出の見直しから健康保険の手続き、時間の使い方まで、退職後の生活を充実させるためのポイントを詳しく解説していきます。
家計の見直し大作戦：支出を抑えるコツとは？
まず取り組みたいのが、家計の見直しです。収入が途絶える分、支出を抑える工夫が必要になります。でも、「節約」って聞くとなんだか寂しい感じがしますよね。大丈夫、賢く支出を抑えれば、quality of life（生活の質）を落とさずに節約できるんです。
具体的には、こんな方法がおすすめです。
1. 固定費の見直し
携帯電話やインターネットの契約、保険の見直しなど。意外と大きな節約になります。
2. 食費の工夫
外食を減らし、自炊を増やす。まとめ買いやセール品の活用も効果的です。
3. 趣味や娯楽費の見直し
やめるのではなく、無料や低額で楽しめる方法を探してみましょう。
4. 公共料金の節約
こまめな消灯や節水など、小さな積み重ねが大切です。
5. 不用品の整理と売却
家にある使っていないものを整理して売れば、臨時収入にもなります。
例えば、私が退職を考えていたときは、まず携帯電話の契約を見直しました。大手キャリアから格安SIMに変更したんですが、これだけで月々の支出が5,000円も減ったんです。年間で6万円の節約になりました。
また、食費の見直しも大きな効果がありました。外食を週3回から週1回に減らし、その代わりに自炊を増やしたんです。これで月に2万円ほど節約できました。しかも、自炊のレパートリーが増えて楽しかったですね。
節約は我慢ではありません。新しい楽しみを見つけるチャンスでもあるんです。例えば、料理を始めるきっかけになったり、近所の無料イベントで新しい趣味が見つかったり。前向きに取り組んでみてください。
